単純ヘルペス2型ウィルスは主に下半身に影響を及ぼす症状が特徴で、こちらが有名なため「ヘルペスは性病」という認識が広まったといえます。実際のヘルペスはその他の性病(HIVや梅毒など)よりも『性病』としてではなく『よくある感染症』という側面が強いのですが、その感染力の強さと感染経路として性交渉が有名になったため『性病』というカテゴリーにされることが多いです。
■性器ヘルペス
性病として、またヘルペスとしてもっとも有名なものがこの性器ヘルペスではないでしょうか。ヘルペスは前述の通り強い感染力を持っていて、特に単純2型は下半身に発症しやすいので『恥ずかしい病気』というイメージが強くあります。
性器ヘルペスは男性器の場合は亀頭周辺にできやすく、女性器の場合は周辺や内部にもできる場合があります。強い痒みや痛みを伴い、歩行や排尿困難といった事態に追い詰められることも決して珍しくありません。
実際の性器ヘルペスは性器以外にも臀部や大腿に発疹が現れる場合もあり、体液や精液などにもウィルスが含まれるので、性交渉はそれらと切っても切り離せないので『大変に危険』と判断されます。
また忘れられがちですが、性器ヘルペスは臀部や大腿などの洋式便器に接触する部分にもできるため、性交渉をしたことがない人にも発症する危険性があります。
■単純ヘルペスウィルス2型と母子感染
前述の通り、単純ヘルペスウィルス2型の発症は下半身を中心とするため、性交渉はもちろん出産時にも影響があります。ヘルペスは皮膚や粘膜に発症し、出産時に新生児に接触する下半身にできていれば、それは免疫力の低い子供に重大な影響を与える場合も少なくありません。
そういった場合、医者は帝王切開によって母子感染を防ぐことができますが、母親がヘルペスを申告しない場合は通常出産によって出産させてしまうことがあります。我が子の将来のためにも、その場合にはヘルペスであることを申告するようにしましょう。ヘルペスかどうか分からない時も、せめて出産前に検査だけは受けておきたいところです。
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