ヘルペスは今まで述べたように『ウィルスによる感染症』です。性質上ヘルペスウィルスは接触感染や母子感染などがメインの感染源になります。以下、大まかにまとめてみました。
■接触による感染
細かく分けると「性行為」または「それ以外の接触」に分類できます。
ヘルペスウィルスは主に発疹の中にたまる膿に集まり、それが潰れたときに他の部位や他者に感染します。
例えば、唇にできた発疹をつぶした指を洗わずに、摘んで食べるものを食せば口内にもヘルペスウィルスが感染します。それと同様に口内にヘルペスができている状態でキスをすれば、キスした相手の口内にもヘルペスウィルスが入ることになり、一つの感染経路となります。極端に言えば満員電車で密着した相手から感染することまであるので、接触から派生する感染経路は非常に多岐にわたるといえるでしょう。
■母子感染
単純ヘルペス英留守2型から感染するヘルペスは、母子感染することがあります。とはいえへその緒から血液経由ではなく、出産時に産道や膣口にできた発疹に接触して感染します。そのため母体がヘルペスの場合は、帝王切開を用いて産道を使用せずに出産することで、母子感染を防ぐことができます。
■その他の感染ルート
ヘルペスは空気感染することができないウィルスですが、発疹内にたまる膿にいる以上は非常に活発で旺盛な感染力を持ちます。そのため、ヘルペス感染者が使用した食器を洗わずに使用したり、使用後の洋式便器をそのまま使用すると、膿が付着していた場合は非常に強く他者に感染しようとします。
このように性行為だけでなく、ヘルペスはいろいろな感染経路を持っています。また、ヘルペスウィルス自体は比較的どこにでもあり、なおかつ潜伏期間があるという特徴があります。だからヘルペスと診断されても、どこを経由してかかったか非常にわかりにくいというのが本当のところです。
ちなみにヘルペスは、感染すれば100%の割合で発症するとは限りません。ヘルペスは感染力が強い反面、体が健康な状態では潜伏して表面化しづらいようです。強いストレスがかかっている状態や、風邪を引いたとき、強い紫外線に長時間当たったときなどの『免疫能力の低下』が原因で発疹が現れてきます。このような感染を『日和見感染』と呼んだりもします。つまり常に健康を保つようにすれば、ウィルスの症状を眠ったままにしておくことも可能ということです。
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